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書道家に作品依頼する時の相場、適正価格は?

日々、経営理念や看板、社名、商品名など、さまざまな書を書かせていただいております。

企業やお店にとって、その名前や理念を表す言葉は、単なる文字ではなく、そこに込められた想いや信念そのものです。

その大切な言葉を、書という形にする役割を担わせていただけることに、深く感謝しております。

ところで、こうした書の価格について「相場はどれくらいですか?」と聞かれることがよくあります。しかし、書の価格には明確な相場や適正金額があるわけではありません。

それは単に「手書きの文字」に対する対価ではなく、その書が持つ 「意味」や「影響力」 こそが価値となるからです。

僕は、書の価値とは僕自身の書道作品としての価値という側面はありながらも 「依頼してくださる方の価値」 だとも考えています。

たとえば、経営理念を書くとき、それは会社の根幹となる言葉であり、社員の皆様やお客様の目に触れるたびに、企業の在り方を示すものになります。

書道を依頼しようとさまざまな媒体をみると5,000円で販売している人もいれば500万円で販売してる人もいて、混乱されるかもしれません。

そんな時は、あなた自身の価値を考えてみてください。

その書に、5,000円の価値を見出すのか、50,000円の価値を見出すのか、あるいは500,000円の価値を見出すのか。

もしかしたら10億円以上の価値があるとも思われるかもしれません。

それはそうだとしてもさすがにその金額をいただくことはできませんが(笑)

すべては鏡だと思います。

あなたの事業が「コスパ」や「安さ」を売りにしているなら、安くていい書を書く書道家を探してみるのもよいかもしれません。

ただ、逆に自社をより価値ある企業にしたい、大きく飛躍させたい、という時に、その言葉をディスカウントすることは、自分自身、会社自身をディスカウントしていることにほかなりません。

あなたは、その言葉をどれだけ大切にし、どれだけの覚悟をもって掲げますか?

書とは、単なる装飾ではありません。

書とは、単なる言葉ではありません。

ここにあなた自身の、会社全体の、今この瞬間の想いが書き留められます。

10年20年後、ああこの言葉のおかげで今があるね、と言う言葉になります。

100年後、この言葉が時代を作ったんですね、と言われる言葉になります。

経営者の方が毎朝見る理念の書が、自身の原点を思い出させ、日々の決断に影響を与えることもあります。お店の看板に書かれた文字が、その場の空気をつくり、お客様の期待感を高めることもあるでしょう。

だからこそ、僕は書く際に、単に「きれいな文字を書く」だけではなく、その言葉の本質をとらえ、依頼者さんの想いをどう表現するかを大切にしています。

そのためには、書道家としての技術力はもちろん、精神的な強さや責任感も必要だと考えています。

僕は、どんなご依頼にも真摯に向き合い、書くことに全力を尽くします。

そのうえで、僕の書を通じて、依頼者の皆様がより良い未来へと飛躍するきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。

書の価値は、あなたの価値。

その言葉に込める想いが、文字に命を吹き込みます。

これからも、心を込めて書を書かせていただきます。

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