経営理念とは、経営における基本的な考え方、経営をしていく上での使命になります。
対して、企業理念は全体的な方向性で、その理念はさらに広いところに及びます。経営理念は、その企業の中で事業を継続していくための「経営に関する理念」ですので、例えば時代の流れが大きく変わったタイミング、経営者の交代や周年記念など会社が大きく変わるタイミング等で変わることもあるということです。
厳密には上記に挙げたような言葉の違いがありますが、あまり細かいことを言っても、頭でっかちになってその言葉ばかりが先行してしまい、事業とかけ離れたもの、自分の心から離れたものになってしまっては本末転倒です。企業・組織が経営をしていく上で、何を目指しているのか、どんな世の中を創造していきたいのか、ワクワクしたその気持ちこそが自分の心を動かし、従業員を含めた周りの人たちを動かしていきます。
企業理念・経営理念の必要性
企業理念・経営理念は、経営者にとって重要な経営判断をする際の判断軸となり、また従業員にとって日々の業務の行動指針になり、それはモチベーションの向上にもつながり、結果として業績の向上、事業の発展につながります。また、理念を掲げることで顧客や取引先といった外部の方から信頼を得ることができ、共感を生みます。
会社の方向性を決める、経営者の想いを表現する理念、ぜひこの機会に一度考えて見ていただけたらと思います。