
僕はこれまで書道家として多くの企業の経営理念を書として表現してきました。
そして先日、武士道『葉隠』の精神に生きる経営者である執行草舟社長にお会いし、日本菌学研究所の工場を見学させていただく機会をいただきました。
その空間に一歩足を踏み入れた瞬間、強く感じたのは「理念が空間そのものをつくっている」ということでした。
事務所や工場には、多数の美術品や思想の言葉が配され、単なる装飾ではなく、すべてに「意味」と「意図」が宿っていました。
さらに製造工程の一つひとつにまで理念が貫かれており、まさに文学と科学が融合した、特異でありながら本質的な經營を目の当たりにしました。
執行社長と出会い、理念とは掲げるものではなく、「事業そのもの」であるのだと実感しました。
そしてその根底にあるのが、武士道の精神です。自分以外のもののために、命をどう使うのか。
一度きりの人生において、何を大切にし、どう生き切るのか。その覚悟が、經營という営みに深みと強さをもたらします。
理念の道に終わりはありません。これもまた武士道そのものです。
目標はあっても到達点はなく、対話を重ね、試行錯誤を繰り返しながら、より良い組織をつくり続けていく。
その営みそのものに価値があり、その思想は次の世代へと受け継がれていきます。
なお、執行社長の考え方や日々の発信は、「執行草舟チャンネル」でもご覧いただけます。
ご興味のある方は、ぜひ一度触れてみてください。